2002.6
第6号
5P
ダイジェスト
目次
 「ルネッサンス館問題」を巡って石巻市政が大揺れに揺れている。百条委員会が設置され、疑惑の解明はこれからが本番だが、もはや菅原市政はダッチロールに陥っている。その元凶は何なのか。
(中略)
 菅原市長は52歳で現在3期。自ら企業を経営し、石巻青年会議所理事長を務めるなど「経営能力とリーダーシップを備えている」と見られていた。それが今やダッチロールに陥っている。それは何故なのか。政界関係者はこう打ち明ける。
「市長は表面的にはソフトな感じを受けるが、本質は短気で独裁的な性格の人だ。言い出したら絶対曲げないし、年長者を好まない。そのため市役所や議会ともコミュニケーションが不足していた。その点をフォーローしていたのが、元助役の宇佐美顯一さんだった。宇佐美さんは市役所のプロパーで、行政マンとして実力があった。そのため議会対策や菅原市長を貶めるような対抗勢力、利権を漁る政治家、業者を撥ねつけてきた。ところが、平成12年4月に市長はこの人を辞めさせたんだ。理由は3期目に入って、自分の好きなようにしたかったのだろうと、周りでは見ている。
 そして、宇佐美さんが辞めてから、市長のワキが甘くなった。胡散臭い人間と付き合うようになり、それが全部利権、癒着につながっていた。今回の問題もそうしたことが根っこにある」
 では市長のワキが何故甘くなったのか。別な政界関係者はこう説明する。

「ルネッサンス館」イメージ図
「一般に菅原市長の選挙基盤は盤石なように思われているが、実体はそうではなく、足場は脆い。選挙のたびに支援者が変わっているし、ハラハラ相撲をしている。それを何とか防いでいるのは、各政党の支持を取りつけているからだ。しかし、そのためにはそれなりの御礼が必要になる。それで癒着ができるし、市長からすれば断れない。
 市長シンパの中には、利権をもらっている議員や政治家もどき、業者が少なからずいる。ルネッサンス館以外にも、市立病院、総合運動公園、マンガ館、ごみ焼却施設などの発注を巡って、疑惑があると言われているが、これらは全部市長の取り巻きの中で行なわれていることは間違いない」
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