石巻市議会内で「吸収(編入)合併論」が急浮上したのは、7月1日に開かれた石巻市議会広域合併推進特別委員会(阿部吉治委員長ほか9名、以下「合併特別委員会」と記載)に端を発する。石巻地域の合併計画では、対等合併で進めることで合意がなされていた。ところが、当初の合併構想だった1市9町から矢本・鳴瀬・女川の3町が抜けて1市6町(石巻市・河北町・北上町・雄勝町・河南町・桃生町・牡鹿町)になったことで、改めて合併方式について意見が出たことによる。
(中略)
合併特別委員会は石巻市議会内の各会派のメンバーで構成されており、改革クラブ、新世紀クラブ、石真会の主要3派が「吸収論」を主張。ただ、この日の会議では一部の会派が態度を保留したため、全会一致には至らず、後日再協議することになったが、この時点で石巻市議会の大勢は一気に「吸収論」に傾いた。その後の7月8日に開かれた合併特別委員会でも、圧倒する「吸収論」と一部の「慎重論」という構図は変わらぬまま。結果的に合併特別委員会は「石巻市議会としては『吸収論』と『対等論』の両論をもって、法定合併協議会に臨む」という統一性のない変則的な姿勢をとることになった。むろん、その衣の下には石巻市議会の事実上の「意志」である「吸収論」という鎧が透けて見えていることは言うまでもない。(後略)
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