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画餅に終わる?『緊急経済産業再生戦略』の「空疎度」
戦略プランにメンバーから批判が続出、財源のメドも立たず

2003年
第12号







 浅野史郎知事がトップダウンで推し進めている「緊急経済産業再生戦略」の戦略プランが決定した。6テーマ・15プロジェクト・64事業という壮大なもの。だが、このプランがどこまで実践でき、どれだけの効果が上がるのかは全く不明である。
「戦略会議」のメンバーからも批判が続出し、肝心の財源のメドも立っていない。画餅に終わりそうなこの事業の経緯と行方を探ってみる。

 約2時間半の会議のほとんど、浅野史郎知事の顔はこわばり、眉間に皺を寄せたままだった−−。
8月27日に開かれた「緊急経済産業再生戦略会議」(以下「戦略会議」と記載)。2回目にして最後となるこの日の会議は、これまで県が検討してきた戦略プラン案を提示し、「戦略会議」のメンバーから感想・意見を伺うもの。言わば、この場に示された内容が「緊急経済産業再生戦略」(以下「再生戦略」と記載)の骨子であり、これに「戦略会議」の意見を加味したものが「再生戦略プラン」として決定されるという重大な意味をもつ。
会議は、まず「再生戦略」事務局が6テーマ・15プロジェクト・65事業から成る戦略プラン案を説明。その後「戦略会議」各委員がそれぞれ意見を述べた。マスコミは戦略プラン案に対して、「戦略会議」全体として「まずまずの評価をした」(河北新報)、「評価する一方で、厳しい指摘もなされた」(朝日新聞)と、「概ね妥当の事業内容」かのように報じた。だが、実態は違う。ほとんどの委員が批判的意見を開陳し、評価したのはごく一部だったに過ぎない。そのことは冒頭に示したように、浅野知事の表情が端的に物語っている。各委員は概ね次のような意見を述べたのだ。
(編集部注・「戦略会議」のメンバーは産・学・官のトップから成る16名(知事を含む)。代理出席もいた。)
(以下略)

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