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〔プロフィール〕
ささき・けん氏/昭和22年生まれ。45年神奈川大学法学部卒業後、仙台市に勤務。平成12年環境局長、13年財政局長を歴任し、15年9月に副市長(助役)に就任。現在に至る。 |
小誌は4─5月号で、藤井黎・仙台市長に就任11年の足跡についてインタビューした。今回登場の佐々木謙氏は「オールラウンドな行政手腕の持ち主」として、藤井市長が副市長に抜擢した人物。仙台市の現状と課題、ビジョンについて具体的に語ってもらった。
──財源・収益の面から地下鉄東西線については反対意見もあります。
佐々木 財源については心配することはない。総事業費は2千数百億円で、これは国費、市費、交通事業者で負担するものだが、仙台市の一般会計の毎年の生活に不安のないように、地下鉄事業のための一般会計の負担は借金して負担する。この借金は30年の分割で返済していくものだが、高速鉄道基金としてすでに蓄えている。
今だと利息も安いし、しかも環境にやさしいコンパクトな街にして、道路はできるだけ造らない。あるいは造ったとしても緑の空間にしていく。都市内で「自動車からの訣別」ができるような環境都市をつくる。こうした21世紀の典型的な大都市をつくろうとしたとき、東西線は是非とも必要です。
佐々木 世界から「SENDAI」と呼ばれるような都市にしたい。しかも、環境という地球で最も大事な価値に関してナンバーワンの都市だと言われるような都市にしたい。
──「21世紀は環境の世紀」と言われますが、環境整備はなかなか難しい。その中で仙台市は環境都市として着実に進んできています。
佐々木 国連の関連団体に国際環境自治体協議会(ICLEI)というものがあり、そのアジア太平洋地区の代表理事に、昨年藤井市長が就任した。これは仙台市を世界に発信するためのルートを、環境について発言する立場を得たことになり、非常に意義深いことだ。私はいずれICLEIのチェアマン(議長)を仙台市が担いたいという意欲をもっている。そうなれば仙台市で世界環境会議を開催できることになり、「環境の会議なら仙台市」ということになります。